今日は午前中に用事を済ませたので、午後は家でのんびり。
久しぶりにゆっくり読書をした。
山崎元さんの「経済評論家の父から息子への手紙 お金と幸せについて」を読み切った。
最後のやまげんさんから息子さんに送った手紙の中に
「自分の息子が可愛いと思うときに、かつて自分の父親は自分のことをこんなに可愛いと思っていたのかと感じることがあるのだ」という文がある。
私も同じことを思っている。
私は、元々子どもがすごく好きなわけではないし、結婚してからもしばらくは、夫婦ふたりでもいいかな、なんて思っていたくらいで、どうしても子どもがほしかったわけではない。
妊娠中も、生むことの恐怖が強すぎて、我が子に会うのが楽しみだという感情はあまりなかった。
出産したときも、感動で泣くことはなかったし、病院で初めて息子とふたりきりになったときも、よくわからない小さな生き物をじっと見て、「これが我が子か。これからずっといっしょにいることになるのか」なんて考えたりして、なんだか実感がわかないままお世話していた覚えがある。
その後、ずっといっしょにいるうちに段々と可愛くなってきて、小学校に上がった今も、日々愛おしさが増している。
自分が子どもに対してこんなにも愛おしくて仕方がない状態になっていることに驚いている。
私は、親からの愛情をあまり感じずに育ったので、自分にこんな感情があったことに驚くとともに、私の両親も実は私に対してこんな感情を抱いていたのかと考えてしまう。
別のところでも、人の幸福感は「自分承認されているという感覚」でできていると述べている。
ここにもすごく納得していて、息子には、少なくとも、私達からの愛情がちゃんと伝わるように日々気をつけて接していきたいなと強く思ったのです。